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番外3 地蔵院 青蓮寺

じぞういん せいれんじ

所 在 地名張市青蓮寺327
電話番号0595-63-2191
本  尊大日如来 宗  派真言宗醍醐派
真  言おん あびらうんけん ばざら だとばん
開  山弘法大師 開 創 年奈良後期(774〜835)
縁  起寺伝によれば、弘法大師(774〜835)が室生寺に練行の途次、この地に一宇を創立し、地蔵菩薩、不動明王を安置、多宝山地蔵院蓮徳寺と号したといわれる。その地に青い蓮が咲き、仏門繁栄の前兆、地蔵菩薩の霊妙なりと庶民の信仰は高まった。これにより蓮徳寺を青蓮寺と改めたという。地名としての青蓮寺は、天喜三年(1055)東大寺文書に記されており、寺名に由来するものであれば、この寺は十一世紀には存在していたことになる。時はくだり、天正の兵火で焼失し、その跡に草庵を建て新堂寺と称した。この新堂寺は明治初年に廃寺となっている。現在の地蔵院青蓮寺は慶長六年(1601)に青木城跡といわれる丘陵上に再建された。延喜年間(1744〜48)に火災にあい、寛政三年(1791)専有法師が中興なされた。現本堂は昭和五十七年(1982)十七世一弘が、新築落慶し、また平成六年(1994)十八世一仁が庫裡建立と境内周辺整備を行い今日に至っている。境内には鐘楼、大師・子安地蔵堂がある。
みどころ当山の所在する地名青蓮寺と寺名との由来については、寺伝の域を出ないが、庶民の地蔵信仰により今日まで存続してきた歴史は誠に興味深い。中世城郭の形状がはっきり残る青木城に建つ当山からの見晴らしは甚だ良い。近くには青蓮寺湖やぶどう園、いちご園がありシーズンにはぶどう狩り、いちご狩りで賑う。境内には大楠がある。当山は伊賀四国八十八カ所第四十八番霊場でもある。
年中行事1月1日       初灯明会
1月3日       人形供養
1月18日      初祈祷会
4月8日       花まつり
6月15日      降誕会
8月2日       施餓鬼会・初盆会
8月16日      戦没者慰霊法要
12月31日     除夜(年越会)
交  通(公共交通)近鉄名張駅東口より三交バス、百合丘下車徒歩5分。
(車)国道165号線より百合丘住宅地を直進すること1.5km。
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