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第四十四番 ?實山 不空院 大福寺

ほつじつざん ふくういん だいふくじ

所 在 地名張市美旗中村1633
電話番号0595-65-3565
本  尊大日如来 宗  派高野山真言宗
真  言おん あびらうんけん ばざら だとばん
開  山慶意上人 開 創 年元亀二年(1571)
縁  起元亀二年(1571)慶意上人が、神戸村古郡の常福寺より当地に来られ、大日如来を本尊に奉じ、一寺を開いたのが当山の草創と伝えられる。天正九年(1581)の兵火に罹り、古記録など焼失し縁起の詳細は明らかでない。江戸中期に六世の亮演上人(文化七年、1810没)が再興なされ当山では上人を中興の祖と仰いでいる。以来代々住職の尽力、信者の協力により今日に及んでいる。本堂には本尊大日如来はじめ薬師如来、阿弥陀如来座像ならびに立像、如意輪観音、地蔵菩薩、弘法大師の各尊像が安置されている。薬師如来像は、同地の遍照寺の本尊であったが、同寺が廃寺となった際、当山へ合祀された。定印に薬壷という珍しい様式を伝え、台座の彫刻も秀麗なものである。遍照寺の跡地は比円丈(ひえんじょう)の字名が残っており、遍照寺に由来するものと思われる。境内の小堂に石薬師如来が祀られており、病気平癒に霊験あらたかとして参詣者が多い。平成九年に護摩堂を新築、同十一年一月に本尊不動明王とニ童子像が篤信家により寄進された。本堂の襖に釈尊ゆかりのインドの聖地が鮮やかに画かれている。一組は「ルンビニ園」(御生誕の聖地)と「クシナガラ」(涅槃の聖地)、内陣の方は「ブッダガヤ」(成道の聖地)に「霊鷲山」(説法の聖地)の四大仏蹟である。この襖絵は地元出身の篤信家が昭和五十四年に、本尊を囲む「飛天」の壁画とともに寄進されたものである(作者は千地e也画伯)。極彩色で障壁画風に画かれた当山の新しい文化財である。ほか仏画には、涅槃図、真言八祖図、愛染明王図、浄厳和尚御真影などがある。近郷の人々の信仰は厚く、伊賀四国八十八カ所第四十一番霊場になっている。
みどころ 
年中行事1月21日   大般若経転読法会
2月節分の日  節分供 星まつり供養
4月第1日曜日 仏生会 花まつり
6月第2日曜日 青葉まつり
7月第1日曜日 鎮守津島社祇園会
7月土用丑の日 厄除きゅうり封じ祈祷
8月6日    施餓鬼会
8月22日   薬師如来会式
12月31日  除夜の鐘
毎月16日   月並護摩供
交  通(公共交通)近鉄名張駅西口より三交バス西原下車徒歩20分。近鉄美旗駅より徒歩15分。
(車)国道165号線名張プラザホテル〜杉本クレーンより北進1q。
メールアドレス ariake21@asint.jp ホームページ  
写  真 外観