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第二十八番 九関山 地蔵院 宝蔵寺

きゅうかんざん じぞういん ほうぞうじ

所 在 地亀山市関町新所1173
電話番号0595-96-0018
本  尊地蔵菩薩 宗  派真言宗御室派
真  言おん かかかび さんまえい そわか
開  山行基観音 開 創 年天平十三年(741)
縁  起縁起によれば、天平十三年(741)聖武天皇は、行基を遣わし伊勢神宮参拝の折、諸国の悪疫平癒のため地蔵菩薩を刻み、鈴鹿の関に七堂伽藍を建立。これを安置。勅願所に定められた。これが当山の草創である。大同元年(806)平城天皇は九関山宝蔵寺の賜号を贈られた。爾来宮家、諸大名、名士、庶民に至るまで道中安全、諸願成就を祈る多くの参詣があり、室町の頃(1390〜1570)には、門前町を擁する名刹となっている。享徳元年(1452)本堂修理の際、一体禅師が本尊地蔵菩薩の再開眼供養をなされたと伝える。現本堂は元禄十三年(1700)以来約300年ぶりに平成6年から大修理が施行され、同10年6月に完成した。元禄十三年の本堂は五代将軍綱吉の母、桂昌院が子授け祈願をし、綱吉が生まれたといわれ綱吉が報恩のため建立したという。桂昌院の位牌、綱吉寄進の香炉など現存している。本堂左の愛染堂は、和・唐様折衷の建築様式で各部に室町初期の手法を施している。内陣の厨子は、豊臣秀吉寄進のものといわれる。本堂、愛染堂、鐘楼堂の三棟が国の重要文化財に指定されている。庫裡、客殿は江戸時代本陣の代役をしばしば請け負ったという。庭園が良く池上に茶席「大燈庵」がある。庭園南西丘には、藤原定家が詠んだエゾ桜がある。当山は俗に「関の地蔵に振袖着せて奈良の大仏むこにとる」と歌われ親しまれている。往時より地蔵信仰、愛蔵信仰、愛染明王への信仰厚く、商家の繁栄、男女敬愛を祈る参詣者が絶えない。当山門前の町並みは、江戸時代関宿の名残をとどめ保存地区に選定され、近年訪れる人が多い。庭園、茶席、書院等内拝、拝観もできる。(有料)当山は西国愛染霊場第十番札所である。
みどころ 
年中行事1月1日〜3日   修正会、愛染明王商売繁盛祈願
1月24日     初地蔵会式
2月18日     福寿開運道虫安全祈願代護摩供
4月23日〜24日 地蔵初会式
8月24日     地蔵盆会
8月26日     愛染祭(縁結び家業繁栄)
春秋彼岸      彼岸会
交  通(公共交通)JR関駅より300m 、徒歩10分(車)名阪国道関ICから国道1号線へ、東名阪国道亀山ICから国道1号線
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