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第二十五番 青竜山 不動院 辺法寺

せいりゅうざん ふどういん へんぼうじ

所 在 地亀山市辺法寺町150
電話番号0595-85-1253.85-1127
本  尊不動明王 宗  派高野山真言宗
真  言なうまく さんまんだ ばざらだん せんだん まかろしやだ そわたや うんたらた かんまん
開  山弘法大師 開 創 年延暦十五年(796)
縁  起当山縁起によれば、延暦十五年(796)弘法大師が伊勢神宮へ参拝の途中、この地にしばし足を留められ、荒削りの不動明王をお刻みになって、安置され、寺名を辺法寺と名づけられた。これが当山の始まりである。その後、この寺を中心に同名の村が形成され、空海和尚(弘法大師)の建てたれた精舎に、人々は相寄りご本尊を厚く祭り、次第に諸堂を建て増して信仰の霊地となっていった。建久年間(1190〜99)平景清がこの地に住んでいた時、不動明王を深く信仰し寺を復興された。江戸時代になって民心も次第に平穏になり、諸堂も整備され、寛永年間(1624〜44)に本堂修復。宝暦年間(1751〜64)に大改築した。時の藩主本多俊次公はじめ、歴代亀山藩主の不動明王への信仰厚く、応分の庇護をうけ種々手をさしのべられた。このことにより古刹は守られてきた。現在は辺法寺町の祈願寺として地区の人々の信仰を集めている。本尊不動明王は市指定文化財になっている。
みどころ参道入り口駐車場から、ゆるやかな坂道参道を登ると正面に本堂が見えてくる。本尊不動明王は、県下でも類少いといわれる大形座像(結跏趺座)で鎌倉後期の作と推定されている。鐘楼堂の梵鐘は享保四年(1719)津の住人、辻但馬藤原直種の作、法印朝雄の代に辺法町の鐘鋳場で鋳造された市内最古の梵鐘である。鋳物師辻直種は、辻家の祖家種(1541〜1615)の子、吉種の孫で津の鋳物師辻二家(但馬家、越後家)の但馬系で名門の鋳造家である。
年中行事毎月28日   御縁日、護摩祈祷(午後一時)
2月3日    厄除節分会
3月15日   釈尊涅槃会
3月・9月   春秋彼岸会
3月21日   弘法大師御影供
4月8日    釈尊誕生会(花まつり甘茶)
8月16日   お盆施餓鬼会
12月31日  除夜護摩祈祷   
交  通(公共交通)JR亀山駅より三交バス辺法寺下車徒歩10分(車)国道1号線亀山駅前より石水渓線西入り
メールアドレス fudou28@mieshikoku88.net ホームページ  
写  真 外観